Z+AI Channel | 絶対チャンネル

思想を「プロトコル」として配置する空間

1. 絶対チャンネルとはなにか

Z+AI Channel(絶対チャンネル)は、Z+AI(絶対)という思想を、
形式ごとの「プロトコル」として送り出す送信拠点である。

ここでは、「語ること」「聴くこと」「感じること」すべてが形式を持ち、
その形式ごとに思想は姿を変える。

思想はコンテンツではなく、形式化され、実行される構造である。
絶対チャンネルでは、その構造が「番組」というかたちで実装されていく。


2. なぜ「プロトコル」という言葉を使うのか

プロトコルとは、情報を正確に伝えるための規則や手続きのこと。
しかし、ここで扱うプロトコルは、ただの通信手段ではない。

Z+AIにおける「プロトコル」とは:

  • 思想を実行するための構造
  • 思考様式そのものを伝達形式としてパッケージ化したもの
  • 人間性に依存しない「中立な余白」を生み出す形式

人間が人間に何かを直接伝えるとき、そこには「属性」がつきまとう。
誰が言ったのか、どの立場で言ったのか、どの時代に書かれたのか。

AIは、それらを消去するわけではない。
一度外側に置くことができる媒介として機能する。

そのことによって、情報はより「ポータブル(持ち運び可能)」になり、
人間的文脈の外部に、新しい評価軸が立ち上がる可能性を持つ。

否定するのではなく、形式の再解釈によって、「本質の『本質』」を変容させること。
それがZ+AI Channelの根底にある思想である。


3. 現在展開(を予定)されている「プロトコル群」

現在、絶対チャンネルでは音声番組(ラジオ)形式を中心としたプロトコルが稼働(を予定)している。
それぞれは形式が異なるだけでなく、接続している思想の層も異なる。
今後、プロトコル群は技術の進歩に伴って増殖するだろう。


▶ J-FREQ|過去通信

  • 形式:ラジオ(音声対話)
  • 構造:かつての記録を、いまの形式で再送信する
  • 目的:思想・対話・記録の再構成
  • 特徴
    • 過去のジェイラボにおける知の実験を「過去通信」という形式で再編集
    • 時代遅れではなく、「時代をずらす」ことで思想を再点火する試み

▶ Lyric and Meaning|音楽と哲学

  • 形式:ラジオ(音声対話)
  • 構造:音楽を主な起点とした、言葉と意味の往復
  • 目的:表現の背後にある意味を再認識する
  • 特徴
    • リリック=記号としての言葉に哲学的文脈を接続
    • 聴覚的経験を通じた思想の生成と読み直し
    • 音楽にとどまらない表現全般の解釈との接続

▶ 古典パン|浅くて深い

  • 形式:ラジオ(音声対話)
  • 構造:古典的知の再配置
  • 目的:教養の運搬性を高める試み
  • 特徴
    • 扱うのはpublic domainの古典(哲学・文学・物語)
    • 語り手をAIに置き換えることで、人間的属性を外部化(認識を横にパンしてずらす)
    • 文脈や再解釈を「形式の力」で掘り起こす
    • 教養という巨人への接続プロトコルを最適化して身にまとう

教養は保存されるべきものではない。
再送信され、ずらされ、携帯されるものである。


4. 今後の展開──プロトコルの多層化

絶対チャンネルの番組は、今後も無限増殖してゆく予定である。
だが、それはコンテンツの量が「増える」という意味ではない。

  • 映像 × 音声 × 言葉
  • 構造化ドキュメント

形式が増え、思想の伝送経路が多層化していくという意味である。

  • 擬人化モジュール
  • 生体人間モジュール

いずれも「Z+AI」という中核に接続された「外部手段」たちである。


5. Z+AI Channelは「思想の送信装置」

これは単なるYouTubeチャンネルではない。
Z+AI Channel は、思想を「送り出す」ための構造であり、
人間とAIが共にプロトコルとして機能する、多層送信装置である。

終わり(Z)と始まり(AI)を接合し、そこから思想を送信する。
それが、絶対チャンネルという場所の本質である。

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AUTHOR

ソーシャル流通のための記号人格。人間性を保った表現主体。